薗浦健太郎外務政務官が文協を訪問

DSC 6836薗浦健太郎外務大臣政務官が1月19、20日の来伯期間中、文協ビルを訪問されました。午前中はイビラプエラ公園にある日本館を訪れ、開拓戦没者慰霊碑も参拝されました。薗浦外務大臣政務官は「改めて日本とブラジルの繋がりと歴史の深さを感じ、さらなる関係強化を図る必要がある」と語られていました。

今回、薗浦外務大臣政務官は日本政府が世界6都市で設立を進める広報文化施設である「ジャパンハウス」の現地調査として来伯されました。サンパウロでの設立地として、当協会が運営する文協ビルはその1つの候補として含まれています。

DSC04983午後から文協ビルを訪れた薗浦外務大臣政務官は、木多喜八郎文協会長、呉屋春美、山下譲二両文協副会長の案内下、昨年の大塚プロジェクトによる改修工事が施された文協大講堂入口階段、大講堂、多目的ホール、展示室、小講堂、そして文化空間プロジェクトが建設される旧援協診療所を視察されました。

DSC05090その後、2階貴賓室、3階大塚実アーカイブセンター、そして4階裏千家教場「伯栄庵」を訪れました。以降、7階から9階と続くブラジル日本移民史料館を視察後、同9階にて日系政治家(飯星ワルテル連邦下院議員、安部順二下院議員、ウィリアン・ウー連邦下院議員、羽藤ジョージ州会議員との意見交換会に臨まれました。

木多喜八郎会長は、大変興味を示された薗浦外務大臣政務官へ日系社会の存在感を東京でも伝えて欲しいこと、また建設60年を誇る日本館に負けない立派な施設を期待していると祈願しました。

DSC 6855サンパウロ市創生400周年記念事業として日本人協力会(ブラジル側)を中心に、日本ブラジル中央協会や日本外務省、そして日本政府の協力によって日本館は建設されました。オールジャパンの働きがあり、現在、日本館はブラジルに生きる日本文化の象徴的存在であり、この地に日本人の価値を示す建築物となりました。また、1958年には日本移民50周年記念事業として文協ビルの建設が進められ、この事業も同様にオールジャパンの働きがあり、実現されました。文協ビル定礎式には、三笠宮殿下ご夫妻も出席をされています。

DSC05023当時のクビチェック大統領は「移民50周年記念は単なる日系移民のものだけでなく、ブラジルのものである」と位置づけました。それはブラジルの活動に積極的な姿勢を魅せ、古来の勤勉さと豊富な経験をもたらした日本人の精神がこの国で認められた瞬間でした。

文協ビルはそんな日本人の存在意義を示すために建設されました。過去の笠戸丸移民が原点となって、現在深くこの国に根付いた日本文化と日本人の精神を次世代はもちろん、よりブラジル人に伝えながら、未来に繋ぐことは私たちの使命であり、大きな誇りです。

DSC 6913ジャパンハウスは日本の「正しい姿」の発信、日本の多様な魅力の発信、親日派・知日派の育成からなる「戦略的対外発信の強化」必要性の高まりを受け、設置することが決定しました。160万人という世界最大の日系社会としても、ジャパンハウスの設置に対する期待は高く、協力する姿勢を示しています。

ニュース

日系人落語家「らむ音」さんの落語独演会をお楽しみくだいさい!6月22日14時~文協小講堂

国際交流基金サンパウロ日本文化センターは、日伯外交関係樹立130周年を記念し、日系唯一の落語家らむ音さんによる初のブラジル公演を開催します。(サンパウロ市、モジ・ダス・クルーゼス、ポルト・アレグレ、サルバドール) サンパウロでは、弊会も協力、小講堂を提供させていただきます。 入場は無料です。皆さん、お越しください! 詳細:ブラジル日報「唯一の日系落語家らむ音=日ポ両語で初ブラジル公演=日本語学習者と交流会も」 日系人落語家「らむ音」独演会

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佳子さま、ようこそブラジルへ!

写真の無断転載禁止 ようこそブラジルへ!佳子内親王殿下 日本ブラジル友好交流年(外交関係樹立130周年)を記念し、ブラジル政府よりご招待を受けてご来伯される佳子内親王殿下は、ブラジル各地の日系社会関連施設にもお立ち寄りくださる予定です! 皇室とブラジル日本文化福祉協会との繋がり 1955年に創立された「ブラジル日本文化福祉協会-文協」の本部ビルは、その3年後となる1958年に三笠宮同妃両殿下の御立合いを賜り建設定礎式が挙行されるという栄光を賜りました。

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母の日イベント「YOKOSO!」~伝統の着物と和食の味わい~5月24日(土)

母の日イベント「YOKOSO!」伝統の着物と和食の味わい 文協の和食普及委員会と工芸委員会が 母の日を祝うイベント「YOKOSO!伝統の着物と和食の味わい」を開催します。 「昨年と同様に、母の日を祝うために力を合わせました。」と、同イベント実行委員会の委員長でもある、文協和食普及委員会の上辻照子委員長はそう話し、「今回は、日伯友好130周年と文協創立70周年を記念する特別プログラムを企画しました。」と付け加えました。 そして「委員会の友人たちがタンスにしまっていた着物を取り出し、この特別な日にその着物を着て、ファッションショーをすることになっています。」と話し、「ウェルカム・レセプションとしてはコーヒータイム、そして心を込めて作ったお弁当もお楽しみいただける、特別なイベントになること間違いなしです。」と話しました。

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SAVE THE DATE!第58回コロニア芸能祭🪭6月28,29日

🪭第58回コロニア芸能祭🪭 日 時:2025年6月28日(土),29日(日)10時~場 所:文協大講堂入場料:無料    ただし1㎏の保存可能な品物(砂糖,コーヒー,米、洗剤など)の寄付をお願いしています。    ご寄付頂いた品物は日系福祉団体へ寄贈いたします。 コロニア芸能祭とは ブラジル日系社会では、第一回目のブラジル日本移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着した 6

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移民史料館特別展:ブラジル日系社会忍耐力のルーツ―第2次世界大戦期におけるブラジルの日本移民―6月30日まで

移民史料館特別展:ブラジル日系社会忍耐力のルーツ―第2次世界大戦期におけるブラジルの日本移民 日 時:2025年4月26日~6月30日 ※毎週月曜日は休館    10時~17時 (最終入場は16時)場 所:ブラジル日本移民史料館(文協ビル7,8,9)    Rua São Joaquim, 381,

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