日系ブラジル人、陸軍少将に同時昇格

General MatsudaGeneral Ikeda

2月26日(水)、ブラジル陸軍より日系ブラジル人2名、松田ユタカ氏(二世53)、池田リュウゾウ氏(二世53)が陸軍大佐から陸軍少将に昇格したとの発表がありました。4月9日(水)には、昇格式および軍刀授与がブラジリアで行われ、日系初の少将、小原彰元少将らも式典に参加し、二人を激励しました。

松田ユタカ氏は、サンパウロ市生まれです。1981年に陸軍大学(AMAN)に入学し、1984年に騎兵士官候補生になりました。AMAN以外に、密林活動や空中機動などの特別活動の課程も修了し、リオ・デ・ジャネイロ国立大学で国際学の修士号も取得しています。

上級将校として第14機械化騎兵連隊(サンミゲル)で陸軍司令官官房を務め、国外では、国連グアテマラ和平検証ミッション(MINGUA)における構成員だったほか、ブラジル陸軍軍事委員会(米国ワシントン)の主任などの任務を果たしました。

池田リュウゾウ氏は、サンパウロ州バウルー市生まれです。2007年大佐に昇格し、ブラジリア軍部施設長官を経て、少将に昇格しました。ペルーとエクアドル間の紛争地域に敷設された地雷除去支援任務においては、指導者の立場で携わりました。

1979年任用試験を経て1980年にはAMANに入学し、1983年に工兵士官候補生となった。能力向上のために複数の課程を修了した他、2009年には、エスコーラ・スペリオール・デ・ゲーハ(戦闘能力向上のための大学)で、研修生として経験を積みました。

軍人として経歴を積むようになってからは、士官学校で指導者を務め、第10機械化騎兵中隊(ペルナンブコ州)、ハイチでの機械化和平部隊などを指揮し、これまでに、工兵教導大隊、第2建設工兵大隊、第2戦闘工兵大隊、第7軍管区、第7師団、建設監督局等の軍事機関に従事しました。

今回、23万5000人の中からの同時昇格を果たしたことは日系人の誇りであり、日系社会の歴史に名前を刻んだだけでなく、大きな影響を与えることは間違いありません。そんな2人に敬意を表すとともに、今後の活躍を祈念して日系団体共催により式典を実施いたします。

日時 : 2014年5月29日(木)19時30分(開始30分前に受付へお越し下さい)
場所 : ブラジル日本文化福祉協会(文協)・貴賓室
Rua São Joaquim, 381 – 2º andar – Liberdade – SP
(地下鉄サンジョアキン駅より徒歩5分。駐車場あり Rua Galvão Bueno 540)
会費 : 80レアル
出席ご希望の方は、5月26日までに氏名と役職を文協事務局(担当: ヘジーナ/アウローラ)までご連絡下さい。
連絡先 電話(11)3208-1755
E-mail: evento@bunkyo.org.br

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