「開拓先没者慰霊碑」管理権の公式文書伝達式

1810記:2018年10月15日
文協ビル貴賓室にて、10月5日、イビラプエラ公園内の「開拓先没者慰霊碑」に関する管理権はブラジル日本都道府県人会連合会(県連)である旨が明確に記載された公式文書の伝達式がありました。

この伝達式には、サンパウロ市側からは、ブルーノ・コーヴァス市長を始め、同市文化課のアンドレ・ストゥルム課長や国際関係課のアフォンソ・マッソーチ課長が出席しました。

01 publico

日系側からは、県連の山田康夫会長始め、文協の呉屋春美会長、楠彰在聖日本国総領事館首席領事、野村アウレリオ市議、ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会の菊地義治実行委員長、日伯文化連盟の山田タカオ財務担当理事、サンパウロ日伯援護協会の洲崎順副会長、および21の在伯県人会(宮城、秋田、栃木、東京、新潟、石川、福井、山梨、静岡、愛知、三重、和歌山、島根、山口、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本)代表者、合計約120名が参加しました。

02 autoridades

「開拓先没慰霊碑」は、1975年に日本移民の先人を弔うために故・羽藤マリオ市議の提案で、サンパウロ市が運営するイビラプエラ公園内の無償永久貸与を受けた土地に建立されました。それ以来、毎年6月18日の「移民の日」には県連主催の追悼法要が執り行われているほか、日本から来伯した要人が必ずと言っていいほど訪問し参拝する重要な場所となっています。そんな中、今年始めに、ジョアン・ドリア前市長がイビラプエラ公園を含む市内6つの公園の民営化を発表したのです。
この慰霊碑は、建立されてから現在まで、県連が維持費を負担し管理していたにもかかわらず、管理者が県連であることを示す正式な文書がなかったため、イビラプエラ公園が民間会社の手に移った際、場合によっては同碑は収益が上がらないものとして取り壊される可能性もあり得るという懸念が生じました。

そこで、県連は同碑を守るため、管理権を明確にした正式な文書が必要と考え、日系議員の野村アウレリオ市議にサンパウロ市との仲介役を依頼しました。そして同議員の尽力のお陰で3年間という期限付き(その後は随時更新が必要)ではありますが、サンパウロ市より同碑管理の公式文書を得ることができました。

「日系社会に友情と尊敬の気持ちをもっています」と壇上で挨拶したコーバス市長と、尽力のあった野村市議に対して、県連、文協、および110周年記念祭典委員会からは感謝状が贈られました。

07 homenagem bruno covas

08 homenagem aurelio nomura

 

ニュース

ご協力ありがとうございました🆘ペルイベ市豪雨被害

ブラジル日本文化福祉協会西尾会長とぺルイベ市のウラグチ市議 2026年4月7日、サンパウロ州ペルイベ市で3月に発生した大雨災害の被災者に向けて文協に届けられた皆様からの支援物資を、同市のフェルナンド・ウラグチ市議に引き渡しました。 詳細は、ブラジル日報「ペルイベ水害に支援の輪=文協が物資届け復旧後押し」をご覧ください。 関連記事:SOS ぺルイベ市

続き

文協青年委員会 ハナオカ・ユカリ 新委員長 就任式

1997年に設立された文協青年委員会は、現在約150人のボランティアを擁しており、去る3月21日に新しい役員体制で活動を開始しました。今回の体制の特徴は、主要な役職に女性が多く就いている点です。 会長には心理学者のジャクリーヌ・ユカリ・ハナオカ氏が就任し、副会長にはブルーナ・デ・ソウザ・ド・オー氏、イザベラ・ベルベル・カイ氏、ジュリア・ナオミ・オニヅカ氏、タイス・シモニシソノ・カルヴァーリョ氏といった、女性たちが就任しました。 委員会の16の役職のうち9名を女性とした理由について、ハナオカ会長は率直にこう述べています。 「副会長に4人に全員女性を配置したのは、個人的な必要性からでした。まず、現在、ブラジル日系社会全体において、重要な役職に就いているのは殆どが男性だと言えます。そのような男性たちに囲まれる中で、会長として自分がより安心し、支えられていると感じるためです。そして女性がリーダーとしての場に立ち、自らの世界観や知恵、能力、感性、そして知性を共有できるよう、より多くの機会を広げたいと考えました。」 続けて「ただし、この役員メンバーには、多くの能力や感性、意欲、創造性をもたらしてくれる男性メンバーももちろん、参加しています。」と述べました。

続き

報告:日本館 再開館式

新しく亜鉛メッキで塗装された展示館の屋根 2026年4月25日、晴れ渡った土曜日の朝の光に包まれた日本館はいっそうの輝きを放っていました。この日、約100名の招待客を集めて日本館の再開館式が行われました。 招待客の一人、イビラプエラ公園を管理するウルビア(Urbia)社の総支配人サミュエル・ロイド氏が、挨拶で述べたように、ここは「イビラプエラ公園の宝石」と称えられる場所です。 日本館は、2025年末から一時閉館とし、経年劣化が進んだ箇所(木材や植栽)の修復、展示館の屋根の葺き替え、そして新しい木製ベンチの設置など、各所の改修工事を行いました。 日本館運営委員会の奥原常嗣委員長は、今回の再開館の式典を執り行うにあたり、修復作業の実施を可能にしてくれた個人、団体、企業へ感謝を伝えることがこの式典開催の目的であると述べました。また、委員長として、イビラプエラ公園において、唯一のブラジル国外の空間と捉えるこの場所の保存と日系社会の団結を促進したいと語りました。

続き