報告:2018年秋の叙勲祝賀会

記:2018年12月17日
12月5日、文協ビル貴賓室にて「平成30年秋の叙勲受章者祝賀会」が開催されました。会場には、サンパウロ管内での受章者5名を祝うため、在聖総領事館楠彰首席領事をはじめとする日系団体や日系企業37団体の代表者やそれぞれの家族、友人など約140名が詰め掛けました。

それぞれの受章者の胸には、既に当日午前に、在聖総領事公邸に招かれ伝達された勲章が付けられ特別の光を放っていましたが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に受章者の表情が輝いていたのが印象的でした。

主催団体を代表し、挨拶に立った文協の呉屋春美会長は「本日、日系社会を代表し、祝賀会を開催できることは大変光栄です。あらためて、5名の受賞者の方々の社会への献身に心から感謝申し上げます。」と述べました。

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続いて挨拶に立った楠彰総領事は「ブラジルは、日本にとって最も親しみやすい国の内の一つです。日系移民の皆様方が日伯友好に多大な貢献を頂いていることを日本政府は良く理解しております。」と強調しました。

受章者の岩原勝一氏(85/旭日単光章)は「自分は勉強する機会を持てず、学歴はないが、先輩や家族の支えのお陰で、今までやってこれました。」と謙遜して話しました。

石井千秋氏(77/旭日単光章)は「予期せぬ受章の知らせに大変驚きました。」と話し「自分の夢を追求して帰化し、1972年にミュンヘンオリンピックに参加し、銅メダルを獲得することができました。自分がブラジルにおいて柔道の普及を引き起こすことができるとは、夢にも思っておりませんでした。」と述べました。

元山光男氏(89/旭日双光章)は「長年において結ばれたアラサツーバ地域全体の団体、そして多くの人々、また子どもたちの助けがあってこそ成し得たことです。」と話し、「すべて皆様のお陰です。」と強調しました。

貞方賢彦氏(76/旭日双光章)は、ブラジルでのヤクルト商工(株)の活動開始から50年、またブラジル日本移民110周年という特別な記念の年に受章できたことに感慨深げに「ブラジルにおいて、雨の日も晴れの日も絶え間なく、ヤクルト商工を豊かにするのを手伝ってくれたすべての人に深い感謝を表したいと思います。」と話しました。

西尾義弘ロベルト氏(75/旭日双光章)は、本日の祝賀会の主催者や集まった全ての日系団体および人々に対して心からのお礼を述べながら「ある時点で、自分の内に眠っていたボランティア精神が、革新的な火花によって目覚めさせられた」と語り「いつの日か、本当に頂いた叙勲の価値にふさわしい人物となれるようがんばりたい」と締めくくりました。

続いて、公式写真撮影の後、サンパウロ日伯援護協会会長の与儀昭雄氏による音頭で乾杯し、夕食会へと移りました。

ニュース

報告:130周年記念コンサート

Foto:Gabriel Inamine 去る11月28日に、サンパウロ市立劇場にて開催された「日伯修好通商航海条約締結130周年」を祝うクラシックコンサートには、約1,500名が来場し、忘れられない夜となりました。 舞台には、指揮者のチアゴ・タヴァレス氏、サンパウロ市立青年交響楽団員とともに、ソリストとして尺八奏者のシェン・ヒベイロ氏と箏奏者の西陽子氏が登壇し、美しい音楽を奏でました。 「友好」をテーマに掲げたこのコンサートはブラジルと日本を結ぶ完璧な音楽的つながりを築き、会場全体を感動させる楽曲を来場者に届けました。

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文協水曜シネマ&フリマ-12月・1月の開催休止のお知らせ

いつも「水曜文協シネマ&フリマ」を楽しみにしてくださり、ありがとうございます。 12月および1月の開催は、年末年始の都合により休止いたします。次回の開催日は、決まり次第あらためてお知らせいたします。 皆さまにはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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報告:2025日本における文協の活動1🔴第65回海外日系人大会出席

去る9月、文協の石川レナト名誉会長を団長とする文協代表団が、日本で精力的な日程をこなしました。 「日本との関係強化」をテーマに、本年で4年連続となる訪日を果たした石川レナト名誉会長および石田オルガ夫人は、文協の平野オストン第二副会長、照屋ウーゴ予算企画担当理事、統合フォーラム委員会伊藤ダグラス・ミツユキ委員長、そしてスギモト・アケミ氏を伴い、現在は日本在住の元在マナウス日本国総領事で、文協顧問の関口ひとみ氏とともに日程をこなしました。 代表団の主な任務は、日本の関係当局との一連の会合に加え、9月17日から19日に東京で開催された「第65回海外日系人大会」への参加と、名古屋での「第2回 Conexão Bunkyo

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