ブラジル独立200周年記念 文協国士舘公園 未来への桜プロジェクト 第2弾
4月3日(日)の朝、サンロッケ市の文協国士舘公園に関係者ら約30名が集まり、「未来への桜プロジェクト第2弾」の立ち上げ式が行われました。
儀典担当理事の福原カルロス氏が司会進行したこの立ち上げ式には、石川レナト会長をはじめ、山下譲二評議員会会長、副会長の西尾 ロベルト 義弘、佐々木 ヴァルテル、山下リジア、頃末アンドレ、山村シルビオ、社会担当理事の上辻照子、工芸委員会委員長の石田オルガ、行政・日系団体対話委員会委員長の桂川富夫、農業関連交流委員会委員長の上辻ネルソン、文協国士館公園運営委員会副委員長のウエダ・マサミ、同委員会メンバーのラファエル・ピーターセン、文協青年部のメンバー等が集いました。(敬称略)
また、サンロッケ市を代表して、同市役所において観光、経済開発、スポーツおよびレジャーを担当するルイス・アメリコ・リザ・ジュニア氏が出席。
未来への桜プロジェクト第2弾では、来る9月17日の「第2回春まつり」において、200本の新しい桜の苗木を植える予定です。
写真:左から ルイス・アメリコ・リザ・ジュニア氏、福原カルロス氏、水本セルソ氏
文協国士舘公園運営委員会の水本セルソ委員長は「200本という数は、ブラジル独立200周年を記念したものです。1908年の日本人移民開始以来、ブラジルは日本移民を受け入れ、この地に根を張ることを許容してくれた。その感謝の意を表しています。」と説明しました。
また「この公園を、ブラジルにおける日本文化発信の中心的な拠点とするべく準備を開始しています。そして公園の維持費を捻出するための経済基盤を整えることが現在の最重要課題です。」と述べました。
「本年は、文協桜まつりが第25回目、また国士舘公園創立40周年という節目の年であるので、それを祝うのも素晴らしいと思っています。」と笑顔を見せました。
石川レナト会長は、参加者全員に感謝の意を表し、「パンデミックにおける文協の財政危機において、このプロジェクトは経済的持続可能性を見出す大変よい例となった。」と話し、そしてこのように文協役員の大多数が出席したことは大きな意義があると語りました。
市当局代表として出席し、挨拶に立ったルイス氏は、まずこの地における文協の活動に感謝の意を表し「市当局は、これからも文協の活動を全面的にバックアップしていく」と約束しました。
また、ルイス氏はこのプロジェクトの意義を知ると「ぜひ、桜一苗を寄付したい。プレートは娘の名前で!」と、早速植樹を行いました。
写真:左から ルイス氏、グラジエラ・タマナハ氏、石川レナト会長、山下譲二評議員会会長
式典の後は、石川会長が提供、文協和食普及委員会の上辻照子委員長らが下ごしらえしたシェラスコを囲んで、親睦を深めました。
200本の桜の苗木
2020年に行った第1弾となる「未来への桜プロジェクト」では、ブラジル日本移民112年を記念して桜の苗木112本を「日本人移民112周年記念地区」に、文協創立65周年を記念して、桜の苗木65本を「文協65周年記念地区」に、今上陛下60歳の還暦を慶祝して、桜の苗木60本を「令和地区」に、全ての繁栄を祈念して、桜の苗木50本を「繁栄地区」に合計287本の桜の苗木を植樹しました。
その時の様子は以下の動画でご覧いただけます。
今回は、200本の苗木を以下の4ヵ所に分けて植樹する予定です。
桜の苗木識別データと証明書の発行
そして、前回同様、植樹する桜には自分や家族、会社名などを命名することができ、その名前を記載したプレートを掲げることはもちろん、 自分の桜の木が植えられた場所を示すデータが記載された証明書が発行されます。
また、桜の木は10年間の管理が約束されます。
さらに、各桜の木は、離れた場所からその成長を監視できるQRコードで識別されます。
毎年、各樹木の生長を示す最新の写真がウェブサイトwww.bunkyo.org.brに掲載されています。
桜の苗木は1本R$1,000.00で、最大10回の分割払いでのお支払いも可能です。
このプロジェクトに興味がある方は以下の方法でお問い合わせください。
TEL:文協事務局(11)3208-1755
メール:atendimento@bunkyo.org.br