訃報:陶芸家 中谷哲昇(アキノリ)氏

陶芸家で、モジ市コクエラ在住の中谷哲昇(なかたに・あきのり)氏が、2023年9月28日にお亡くなりになりました。

80歳でした。

葬儀は行われず、中谷氏本人が署名したメッセージだけが公開されました。

Comunicado:

Como é imutável para quem recebeu a vida.
Chegou o dia do desaparecimento de Akinori Nakatani.
Durante a minha vida, obrigado por toda a ajuda. Adeus.
Akinori Nakatani

お知らせ

命をいただいた者にとってそれはなんと不変なものなのでしょうか
中谷哲昇が姿を消す日がやってまいりました
生前はお世話になりました
永遠にさようなら
中谷哲昇

写真:在りし日の中谷氏 

中谷氏は1943年に大阪府大阪市に生まれました。
青年期に中南米数カ国を歴訪した後、1974年にブラジルに定住し、ブラジル国立工業学校にて陶芸を指導。
メアリー・ノリコ氏と結婚し、3人の子供に恵まれました。

参考記事: 原生林の間にある陶芸家のアトリエ (ライター大浦 智子氏)

1980年には、バロリス国際陶芸ビエンナーレに参加。ファエンツァ国際陶芸コンクールで名誉賞を受賞。
1989年には、サンパウロ美術評論家協会から最優秀陶芸賞を受賞。
文協が毎年開催している文協総合美術展においても、7回の入選を果たしています。

また中谷氏は、ここブラジル日系社会においては陶芸家としてはもちろん、モジ市コクエラの貴重な日系建築のお茶屋敷「カザロン・ド・シャ」の修復・保存活動に尽力したことで有名です。

参考記事:ニッケイ新聞(2005年) カザロン・ド・シャ保存運動―中谷哲昇さん特別連載寄稿


※ニッケイ新聞は2021年に廃刊しています。


この活動が「当地における貴重な日系建築である『カザロン・ド・シャ』の修復・保存活動を立ち上げ、日伯政府機関等の支援を得て、これを成功させた。また、日本の感性を投影した陶芸作品の制作や展示等を通じ、日本の伝統文化の普及に貢献している。」として、令和元年度在外公館長表彰の栄誉に浴されました。

心よりご冥福をお祈り致します

ニュース

安谷屋サユリによる「つまみ細工」教室-3月22日(土)10h~

文協工芸委員会は、新しく迎えた2025年において、たくさんの新企画を準備しています。 大好評を博した第1弾の陶芸教室、第2弾の絞り教室につづき、第3弾はデザイナー安谷屋サユリによる「つまみ細工」教室を開催します。 つまみ細工は江戸時代から続く日本の伝統工芸のひとつで、正方形の小さな布片を折り、たくさんの「つまみ」を組み合わせて形づくる技法で、かんざしや装飾品を作るのに用いられた技法です。 安谷屋サユリによる「つまみ細工」教室 日 時:2025年3月22日(土)10~12時場 所:文協ガストロノミースペース(文協ビル地下1階)     Rua

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パッセイオ🚌3月18日(火) 参加申込受付中!

イミグランティス・エコロジックパーク&ブラジル日本移民史料館を巡るパッセイオ 【日 時】2025年3月18日(火)8時~15時30分【料 金】一人170レアル(前払い)※貸切りバス(ガイド付き)、各所入場料込、弁当代込【申込方法】文協事務局 (11) 3208-1755までお電話ください 文協の会員拡充委員会が主催する大好評のイミグランティス・エコロジック・パーク&ブラジル日本移民史料館をめぐるパッセイオ、2025年度も引きつづき開催いたします!

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文協評議員選挙2025📃投票用紙受付は3月21日(金)まで!

文協の選挙管理委員会・木多喜八郎委員長およびメンバーは、2月14日に立候補受付を締め切った立候補者に対し、立候補条件を満たしているかどうかの審査を行い、結果、76名を立候補者として承認しました。 続いて、⽴候補者76名の名前を記載した単⼀投票⽤紙を作成、木多委員長を中心に、付番の上一枚一枚に直筆サインした投票用紙を、投票に際する注意事項書および返信用封筒を同封し、文協の全会員へ郵送しました。 今回の選挙に立候補した76名のリスト この選挙によって、就任期間を2025年4月から2029年4月までの4年間とする50名の正評議員及び、25名の補充評議員が決定します。 なお、投票に際する注意事項は以下の通りです。

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99歳の方はいませんか!2025年度 白寿者表彰(1926年生れ)🏅申請〆切は4月30日

写真:2024年度の白寿者表彰式の様子 1926年(大正15年)生まれの方 今年度も文協は、満99歳の方々を祝賀する「白寿者表彰」の準備を始めています。 今年度は1926年(大正15年)生まれの方が白寿を迎えますが、過去に白寿を迎えたものの、まだ表彰されていない方も対象となっています。 みなさんのご家族や知り合いの中に該当者がいれば、最寄の日系団体に連絡するか、もしくは、直接、文協へご連絡ください。

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