「第34回サロン文協現代美術展」作品応募受付開始! 8月30日迄

ブラジル日本文化福祉協会-文協は、ブラジルにおける近代美術の奨励と普及を目的とし、文協美術委員会を通じて、第34回サロン文協現代美術展(34º SBAC)を開催します。

作品の応募は無料で、2024年7月1日から8月30日(ブラジリア時間の23:59まで)まで受け付けます。
応募は、次のリンクからデジタルフォームを記入して送信することによってのみ行うことができます。artebunkyo.com.br (ポルトガル語)

なお、第34回SBACの開会式および授賞式は2024年11月23日、入選作品展の一般公開は11月24日から12月8日まで、いずれも文協ビル内の文化スペースで開催を予定しています。

まず、ブラジルにおける日系美術家の誕生の歴史を語る上で欠かせないのが 1933年(昭和 8 年)にできた日系画家の最初の集団「サンパウロ美術研究会(略称:聖美会)」です。
このメンバーだった高岡由也の自画像が日本人として初めてリオの国展で銀賞に入選したことは日系社会にとって大変画期的なことでした。

文協は、その聖美会が主催する「コロニア美術展」において 1959 年(昭和 34 年)に開催された第 5 回目の美術展からは後援を、1963 年(38 年)からは共催し、1972 年(昭和 46 年)になると聖美会が文協美術委員会と名称を変え、正式に文協の事業となり主催者となりました。

ちなみに現在のブラジルの美術界は、日系の美術家を除外しては語ることが出来ないと言われるほどになっています。

聖美会世代の者たちが身につけて来た日本の美意識に基づく色彩感、表現形式といったようなものは、ブラジル美術界にも新鮮な影響をもたらしていると称されているのです。

魂の記憶とでも言うべきか、たとえブラジル生まれの日系子孫の画家が描く作品であっても、不思議とこの日本人独特の色彩感覚や「わびさび」といったような表現方法が作品の随所に現れると言われています。

このように日系美術家がこの国においてここまで大きな影響を与えるまでになった背景には、この美術展開催の継続があったからだと言っても過言ではありません。

2007 年からは同展に、それまでは別にあった「工芸展」、「造型美術展」などのグループも合同し、「文協総合美術展」となり、新人の芸術家とって、この美術展で入賞を果たすことが、この世界への登竜門となるとして広く名が知られるまでになりました。

その「文協総合美術展」のそれぞれの部門において、作品の応募がかなり多いこと、そして才能溢れる作品も多数あることを理由に、今年度は工芸展とは別の日に単独開催することになりました。

たくさんのご応募をお待ちしております。

問い合わせ:文協事務局(11)3208-1755 / 担当 – アウローラ

ニュース

アニソン・ダンス教室 生徒募集中!

現在、文協では、国際協力機構-JICAより派遣されたのアニソン・ダンス・インストラクターのYUKINA先生をお迎えしています! レッスンは一般の方に広く開放されており、15歳以上であればどなたでも参加できます。レベルは問いません。初心者も大歓迎です! J-POPやアニメソングなどの日本の音楽に合わせたダンスを通じて、身体的・精神的健康の促進、さらにはコミュニケーションや自己表現力の向上も期待できます。 日本から来た専門家から学べるこの機会を、ぜひお見逃しなく! JICAボランティア YUKINA

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文協桜まつりタイアップ企画🌸第12回文協フォトコンテスト 3位決定投票のお願い

サンロッケ市の文協国士舘公園で開催される文協桜まつりとのタイアップ企画、Fujifilmeブラジルと文協が共催する「文協フォトコンテスト」は、今年で第12回目を迎えました。 今年7月に開催した「第28回文協桜まつり」会場の一画に設置されたフォトコンテストの応募コーナーには、525作品の登録がありました。 例年同様、審査員らは、各作品の作者名を知らされないまま30枚を選出、その中からさらに1等と2等を選びました。 審査員:セリア・ハナシロ(アートエディター)、ニシヤマ・サチユキ(ジャーナリスト兼写真家)、セリア・アベ・オイ(ジャーナリスト)、そしてエリカ・エイシマ(富士フイルム マーケティングマネージャー)

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