ようこそブラジルへ!生稲晃子外務大臣政務官

2025年1月18日(土)、生稲晃子日本国外務大臣政務官のブラジルご訪問に対する歓迎式を、文協ビル9階にて開催いたしました。


歓迎式へご出席される前に、生稲外務大臣政務官は、まず、イビラプエラ公園にあるブラジル日本都道府県人会連合会が管理する開拓先没者慰霊碑を訪れ、祈りを捧げました。 

写真(左から): 鈴木律子文化交流・海外広報課長、清水享在聖総領事、相良クリスチーナ日本館運営員会副委員長、生稲晃子外務大臣政務官、栗田クラウディオ日本館運営委員会委員長、ヤマノ・セリナ日本館運営委員会委員、江草恵子広報文化外交戦略課戦略的対外発信拠点室長

次に、同じく同公園内に在る日本館へ向かわれました。この日本館は我々ブラジル日本文化福祉協会が運営管理を行っており、昨年2024年に日本館建設70周年記念式典を行ったばかりです。

土曜日の休日と言うこともあり、日本館は大勢の来館者で賑わっており、その様子をご覧になった生稲外務大臣政務官は、大変驚いたご様子でした。

通常、日本当局の方がご来館される際は、一時、一般客の入場をお断りするのですが、今回は、日本館そして日本文化がどれ程現地ブラジル人に関心を持たれているかありのままの状況をお見せしたいと、通常運営のままで、日本館をご案内させて頂いたのです。

ご案内した相良クリスチーナによれば、生稲外務大臣政務官は、例えば、日本当局の方々が植樹した館内の木々が、時間の経過とともにどのように成長しているか、と言った質問をはじめ、他の訪問者が気づかないような、日本館の細かな施しにまで気を留められるなど、独特な視点でご覧になられていた、と感想を述べました。
また、日本館に隣り合って植えられたイペーと桜が、珍しく同時期に咲いたために収められた写真をご覧になられ、「開花時期にまた来ることができたら。。。」と話され、そして、様々な色のイペーの開花時期についても質問されたと話しました。

別れ際には、日本の伝統と文化を守る日本館の、素晴らしく丁寧な保存を褒め称え、感謝の意を表して下さったそうです。

12時30分、日本館から文協ビルに到着された生稲外務副大臣政務官を、文協の石川レナト会長らが出迎え、まず初めに、小泉純一郎元首相(2005年)および安倍晋三元首相(2014年)が揮毫された記念碑をご案内しました。

その後、ブラジル日本移民史料館運営委員会の山下リジア委員長が、史料館の7,8階をご案内し、そのまま同館9階にて、約30名の来賓や日本当局関係者、日系団体の代表者らが出席する歓迎式が開かれました。

日系社会を代表し、歓迎の挨拶に立った石川レナト会長は、心からの歓迎の意を表し、本年の日伯修好通商航海条約130周年を祝し、今後益々の友好関係の構築に向けて尽力することを強調しました。


続いて挨拶に立った生稲晃子外務大臣政務官は、日伯修好通商航海条約130周年を記念する本年、ブラジルを訪問する機会を得たことに対し大きな喜びを表現されました。そして「ブラジルの日系社会は、移民当初の大きな困難を乗り越え、ブラジルの発展に大きく貢献し、ブラジル社会の中で確かな地位を築いてきました。」と続け、「今日では、日系社会の存在が両国の信頼と友情の関係の基盤となっています。」と付け加えました。また、「日本とブラジルは地理的に遠く離れていますが、日本文化がブラジルで広く親しまれていると知り、大変嬉しく思います。」と述べ、「これは、日本とつながりを持ち、日本文化を積極的に広めている皆様の尽力によるものだと考えています。」と話しました。

Galeria de fotos (créditos: Bunkyo)

関連記事:外務省サイト 生稲外務大臣政務官のブラジル連邦共和国及びチリ共和国訪問(結果)

ニュース

文協青年委員会-猪股レオナルド新委員長および新理事会役員就任式

去る2025年3月29日の土曜日の午後、文協の貴賓室に約200名の関係者が集い、猪股・タヒラ・レオナルド・ヒデキ氏の2025年度文協青年委員会委員長就任式が行われました。 他地域の様々なブラジル日系青年団体メンバーも駆け付ける中、盛況となったこの就任式には、在サンパウロ日本国総領事館の清水享総領事、JICAブラジル事務所長の宮崎 明博所長、そして文協の石川レナト会長をはじめとするブラジル日系社会の要人も多数出席しました。 まず、2024年度の委員長を務めたイザベラ・チアム氏が挨拶に立ちました。 「この挑戦を私と共に受け入れ、1年間にわたり素晴らしく熱意ある活動をしてくださった役員の皆さんをはじめ、支えて下さった全ての方々に、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。1年前の委員長就任のあいさつで、私は「この道は決して平坦ではないけれど、任期の終了時には、素晴らしい思い出と大切な仲間、そして私たちが成し遂げたことへの誇りを持っていたい。」と述べたことを、今でもよく覚えています。私自身、文協青年委員会のレガシーに貢献できたことを心から嬉しく思っています。今後、私たちが文協青年委員会として、役員だけでなく全メンバーの努力によって、どこへ向かっていくのかを見るのがとても楽しみです。」と述べました。

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文協選挙2025🗳️シャッパ受付〆切は4月9日18時

写真:連立名簿を受け取る事務局の今本正美、届け出を行うシャッパ名〈Transição〉理事会会長候補の西尾ロベルト義弘、評議会会長候補の山下譲二、会計専任理事候補の原長門(敬称略) 文協の役員選挙プロセスもいよいよ最終段階に入りました。 連立名簿-シャッパ―の提出は4月9日の18時が締め切りでした。 今回、正式に立候補届を提出したのは、シャッパ名〈Transição〉のみでした。 これを受け、選挙管理委員会の木多喜八郎委員長率いる選挙管理委員会は、このTransiçãoの立候補者が定款の要件を満たしているかを確認した上で、Transiçãoを正式に承認しました。

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パッセイオ🚌5月20日(火) 参加申込受付中!

イミグランティス・エコロジックパーク&ブラジル日本移民史料館を巡るパッセイオ 【日 時】2025年5月20日(火)8時~15時30分【料 金】一人170レアル(前払い)※貸切りバス(ガイド付き)、各所入場料込、弁当代込【申込方法】文協事務局 (11) 3208-1755までお電話ください お待たせいたしました!文協の会員拡充委員会が主催する大好評のイミグランティス・エコロジック・パーク&ブラジル日本移民史料館をめぐる次回のパッセイオは2025

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「第54回山本喜誉司賞」推薦受付中!〆切は7月25日

山本喜誉司賞とは この賞名の由来となった山本喜誉司氏は、コーヒー栽培の害虫駆除に有効なウガンダ蜂の研究で、ブラジル日系社会はもとよりブラジルにおける農業の分野で多大なる貢献を成し、母校東京大学から農学博士を授与された方です。 また同氏は文協創設者の一人であり、初代会長としてブラジル日系社会をまとめた人物でもありました。 そんな山本氏が何より熱意を傾けていたのが、農業分野における日系人後継者の育成でした。 この志を引き継ぐべく、1965年にブラジル農業技術研究協会(ABETA)は農業分野で貢献のあった日系人の個人や団体を顕彰する山本喜誉司賞(PKY)を開始しました。1999年にはABETAから文協へと託され、すでに174名の日系人または日系団体を顕彰しています。なお、現在同賞は、ブラジルの農業部門における最も伝統的な賞のうちの一つとなっています。

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