報告:2023年度ブラジル日系社会の新年祝賀会

2023年 新年祝賀会

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写真:左から司会進行・タケハナパトリッシア / 日伯文化連盟・吉田エドワルド理事 / ブラジル日本商工会議所・小寺勇輝会頭 / サンパウロ援護協会・洲崎淳副会長 / ブラジル日本都道府県人会連合会・市川利雄会長 / 宮坂国人財団・西尾ロベルト義弘理事長 / ブラジル日本文化福祉協会・石川レナト会長 / 在聖日本国総領事館・桑名良輔総領事 / JICAブラジル江口 雅之事務所長/JETROサンパウロ事務所・原宏所長 /ジャパンハウスサンパウロ・栗田クラウディオ運営局長 /ロドリゴ・グラール市会議員

2023年1月13日、ブラジル日系主要5団体および在サンパウロ日本国総領事館が共催し、文協貴賓室にて新年祝賀会を開催しました。


恒例となったこの新年会には、ブラジル日系団体関係者や、日本企業関係者に加えて、本年はブラジル当局関係者なども加わり、合計約 150 人が出席し、共に新年の門出を祝いました。

オープニングイベント

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タケハナ・パトリッシアの司会進行のもと、まずはバレリーナで振付師でもあるマツナガ・クラリスが、巫女に似た衣装を身に付け、大きな紅白の扇子を持って舞った優雅な踊りで幕を開けました。

司会者は、「この舞の振り付けは、今年一年、幸運に恵まれ、また、困難に立ち向かう勇気が湧いてくるようにとの願いを込めて作られました。」と説明しました。

※マツナガ・クラリス :プロダンサーのマツナガ・クラリスは、5歳で器械体操を始め、6歳でダンスを始めた。15歳で世界最大の舞踊学校であるブラジルのボリショイ劇場に入学。サンタカタリーナ州では、世界最大のダンスコンクールと言われるジョインビレダンスフェスティバルに参加し、ソロ部門で2年連続入賞を果たした。

国歌斉唱

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写真:文協女声コーラスのみなさん   指揮: 吉田輝夫/ ピアノ伴奏:ヤマナカ・アリアン

続いて、3年ぶりの出演となった文協女性コーラスによる日伯両国の国歌斉唱が行われました。

ブラジル日本文化福祉協会 石川レナト会長による新年の挨拶

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ブラジル日系社会を代表して、挨拶に立ったブラジル日本文化福祉協会の石川レナト会長は、つい先日に起こったブラジル三権広場襲撃事件に触れ、「2023年は、ブラジル国民の平和的な性格と一致しない暴力行為により、我々にとって非常に困難な年になるだろう。」と話しました。


そして「私たち一人一人の個人的な立場に関係なく、我々ブラジル日系社会は、ブラジル社会の重要な一員として、ブラジルの地に再び平穏が訪れるように協力しなければならない。」と述べました。
同時に「今はブラジル国民の幸福とブラジルの発展のため、秩序ある仕事と行動を続けましょう!」と鼓舞しました。


また、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる未だ困難な状況にも言及し、「私たちは、何が何でも活動を継続する必要があります。」と強調しました。
生活は続いており、多くの人々が私たちの団体、特に社会福祉に特化した団体を今こそ必要としています。」と話しました。


そして最後に、「我々は、再び、こうして新年を祝賀するために集まることができた幸運に感謝し、人生を謳歌し、精神を強化し、社会貢献継続への決意を新たに、本年も邁進していきましょう!」と締めくくりました。

在サンパウロ日本国総領事館 桑名良輔総領事による新年の挨拶

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続いて、在サンパウロ日本国総領事館の桑名良輔総領事が挨拶に立ちました。

まず、本年がブラジル日本移民115周年という節目の年であることに言及した後、「昨年は、Covid19パンデミックによる様々な制限が解除されたことにより、文協の活動においては、桜まつり、統合フォーラム、農業関連委員会による現地視察、山本喜誉司賞授賞式などが対面にて行われました。それ以外に日系6団体が共催したブラジル独立 200 周年祝賀パレード、そして、ブラジル日本都道府県人会連合会が主催するフェスティバル・ド・ジャポンの第23回目も、3年ぶりに対面にて開催されました。このフェスティバル・ド・ジャポンにおいては3日間で約18万の来場者がありました。」と昨年度の日系社会において、見事に復活した数々の活動を回顧しました。


また、パンデミックにより、日本へ一時帰国を余儀なくされていたJICAボランティアらについても、昨年から徐々にブラジルへ再来伯を果たしていることに触れ、今後、盆踊りや日本祭りなどが盛んな地方の日系団体に対する、再来伯の可能性に言及しました。


そして「ブラジル日系社会の皆様方によるご努力、そしてその行動力の凄さを目の当たりにし、感服しています。」と話し「ブラジルにおける日本文化普及活動の再開と、その尽力に心から感謝の意を表します。」と述べました。

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また、小渕優子特派大使(2022年12月29日)および林芳正外務大臣(2023年1月8日)の訪伯にも触れ、「お二人は、ブラジル日系社会のもつ活力、何より、日系人の皆様の人間的な暖かさに対して、強い印象を残したに違いありません」と述べました。


また、ブラジリアでは、イタマラティにおいて両国の協力プロジェクトがいくつか話し合われたと桑名総領事は続け、「岸田、ルーラ両首脳が今年中に相互に訪問することを希望している。」と語りました。

万歳三唱と乾杯

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続いて、ブラジル日本商工会議所・小寺勇輝会頭の音頭による万歳三唱が行われました。

乾杯の音頭は、ジャパンハウスサンパウロの栗田クラウディオ運営局長が務めました。

ちょうど来伯していた在浜松ブラジル総領館のアルデモ・ガルシア総領事(左から3 番目)も、新年会に出席されました。

カクテルパーティー

式典の後は、ビッフェ・勝利が提供するカクテルパーティーへと移り、始終和やかな雰囲気で皆で新年を祝賀、この1年間の多幸を祈りました。

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「日本の正月」の雰囲気を高めた、文協いけ花委員会作の門松と、レストラン藍染によって振舞われたお雑煮。

当日、サンパウロのテレビ局「NGTN」から、取材を受けました。

主催団体

・ブラジル日系主要5団体
 ブラジル日本文化福祉強化
 サンパウロ日伯援護協会
 ブラジル日本都道府県人会連合会
 ブラジル日本商工会議所
 日伯文化連盟アリアンサ
・在サンパウロ日本国総領事館

本年も、どうぞよろしくお願い致します。

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