第34回サロン文協現代美術展:12月8日(日)まで!

期 間:2024年11月24日(日)~12月8日(日) 
時 間:月~金 13時~18時
    土、日 10時~18時
場 所:文協ビル 文化スペース
    Rua Galvão Bueno 596, Liberdade, São Paulo, SP
入場料:無料

Remuneratório賞:

作者: Clara A

作者: Denis Moreira

作者: Elton Hipolito


Estímulo賞:

作者: Chiara Sengberg

作者: Erinaldo Cirino

作者: Zizi Pedrossa

作者: Alberto Duvivier Tembo


豊田豊特別賞:

作者: Lucas Milano

サロン文協現代美術展とは

まず、ブラジルにおける日系美術家の誕生の歴史を語る上で欠かせないのが 1933年(昭和 8 年)にできた日系画家の最初の集団「サンパウロ美術研究会(略称:聖美会)」です。
このメンバーだった高岡由也の自画像が日本人として初めてリオの国展で銀賞に入選したことは日系社会にとって大変画期的なことでした。

文協は、その聖美会が主催する「コロニア美術展」において 1959 年(昭和 34 年)に開催された第 5 回目の美術展からは後援を、1963 年(38 年)からは共催し、1972 年(昭和 46 年)になると聖美会が文協美術委員会と名称を変え、正式に文協の事業となり主催者となりました。

ちなみに現在のブラジルの美術界は、日系の美術家を除外しては語ることが出来ないと言われるほどになっています。

聖美会世代の者たちが身につけて来た日本の美意識に基づく色彩感、表現形式といったようなものは、ブラジル美術界にも新鮮な影響をもたらしていると称されているのです。

魂の記憶とでも言うべきか、たとえブラジル生まれの日系子孫の画家が描く作品であっても、不思議とこの日本人独特の色彩感覚や「わびさび」といったような表現方法が作品の随所に現れると言われています。

このように日系美術家がこの国においてここまで大きな影響を与えるまでになった背景には、この美術展開催の継続があったからだと言っても過言ではありません。

2007 年からは同展に、それまでは別にあった「工芸展」、「造型美術展」などのグループも合同し、「文協総合美術展」となり、新人の芸術家とって、この美術展で入賞を果たすことが、この世界への登竜門となるとして広く名が知られるまでになりました。

その「文協総合美術展」のそれぞれの部門において、作品の応募がかなり多いこと、そして才能溢れる作品も多数あることを理由に、今年度は工芸展とは別の日に単独開催することになりました。

みなさまのお越しをお待ちしております。

問い合わせ:文協事務局(11)3208-1755 / 担当   アウローラ

ニュース

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去る2025年7月2日付けでブラジル日報に掲載されたブラジル日本文化福祉協会の林まどか理事による投稿「レクイエム(鎮魂歌)=ブラジル日本文化福祉協会 理事 林 まどか(宗円)」を以下転載いたします。 眞子内親王殿下のご臨席を賜り開催されたブラジル日本移民110周年記念式典にて、同祭典委員長として挨拶に立つ呉屋新城春美氏(2018年7月21日) ゴーギャンの有名な言葉に「我々はどこから来たのか、我々は何物か、我々は、どこに行くのか」という、1897〜1898年に南太平洋のタヒチ島で製作された絵画があります。これは、彼の代表作で、人生の存在と意味を問う言葉として知られています。  この6月に、文協の巨星が二つ墜ちました。故呉屋新城春美さんと故大原毅さんです。  側にいた私は、この二人の亡くなられた方を悼み、その魂の安らかな眠りを願うためにこの拙文を捧げます。その思い出をここに語り、鎮魂の意とします。

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大型TV当選おめでとう!🌸第28回文協桜まつり

(左から)第28回文協桜まつり実行委員会の田中ロベルト委員長、当選者のロジェリオ・デ・ブリト・オリヴェイラ氏、Fast Shop社のゴンドウ・カルロス・マネージャー、文協の上辻照子副会長 毎年恒例の「文協桜まつり」抽選会。 この桜まつりに自家用車で来場された方々で、駐車場にて、文協が毎月1 回配信している「文協

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寄木細工教室(8月16日) 申込受付中

寄木細工教室 日 時 : 2025年8月16日(土)      ① 10時~12時 満員御礼       ② 14時~16時年 齢 : 10歳以上定 員 : 各10名づつ料 金 : 120レアル(材料費込み ※文協会員の場合は100レアル)場 所 : 文協文化スペース(地下1階)      Rua São Joaquim, 381,

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報告:第4回国際日系対話

去る2025年7月10日から12日にかけて、アルジャー市のニッポン・カントリー・クラブにて、第4回国際日系人対話が開催されました。 これまでの第1回から第3回までは、ペルー日系人協会の主催によりペルーで開催されてきましたが、今年は、日伯修好通商航海条約締結130周年および文協創立70周年という節目の年にあたることから、文協の主催により、ここブラジルでの開催が実現しました。 このイベントには、以下の団体から50名が出席しました。 また、ブラジル側からは以下の要人らも出席しました。 Foto

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