日本文化を愛する大勢の人々が発する無限のエネルギーが第8回日本文化祭りを大いに盛り上げ、成功へと導きました。主催者側は日本文化を伝え広めるべく一所懸命準備し、来場者側は会場の日本文化すべてを体験し尽くすべく全力で楽しみました。日本文化という大きな美しい花を咲かせるという一つの目的に向かって、皆が思いを一つにして取り組んだ結果、文化祭りは必然的に大成功に終わりました。では、第8回目を迎えた文化祭りの大盛況ぶりを、全部は書ききれませんが、そのいくつかを紹介させていただきます。
まず、始めに報告させていただきたいのは、日本の精神と芸術の真髄の一つとも言える”書道”です。先生が付きっきりで体験者たちを教えます。始めはたった3画の簡単な字「川」を使って練習です。先生は一画一画の筆入れ角度や力加減を実践しながら細かく説明し、体験者たちは真剣そのものの眼差しで先生の書く姿を見つめています。しかし、いざ生徒たちが書く番となると全然うまく書けません。中にはどうやって書けばいいのか分からなくて、凍りついて動かなくなっている生徒もいました。簡単そうに見える字も正しく美しく書くのは決して簡単ではない、それが”書道”という深遠な芸術です。それでも、さすがに先生の教え方は上手で、直に生徒たちは様になった「川」を書き始めます。そして、最後には美しいけれどバランスを取るのがとても難しい字である「愛」を見事に書き上げて、とても満足げで誇らしげな表情でその用紙を記念に持ち帰っていました。
最後に、忘れてはならない報告です。日本文化祭りにやって来る大勢の人たちの最大の楽しみはやはり日本料理を味わうことです。それはそれはおいしそうな日本料理の数々。うどんや沖縄そばのだしのいい香りがフードコート全体に広がっていてたまりませんでした。運動会の昼休みに食べたのを思い出させるような昔懐かしのお弁当のふたを開けてうれしそうに眺める人、でっかいおむすびを口にほおばる人、揚げたての天ぷらや熱々のジューシー肉まんをフーフーしながらかじる人、たこ焼き・お好み焼きのソースのにおいに引かれて列に並ぶ人、中に甘いクリームがぎっしり詰まったドーナツ(ブラジルではソーニョと呼ばれるお菓子)を食べて口のまわりが白くなってる子供たち。みんな食べてる時が一番幸せそうでした!
最後の最後にもう一つうれしい報告です。第8回日本文化祭り来場者はなんと2000人超えでした!!文協ビルまで足を運んでくださったみなさまに今一度心より感謝いたします!
{gallery}noticias/2014/marco/8_bunka_matsuri::::2{/gallery}