KYODAIグループが日本で『アミーゴキャンペーン』を展開

日本版アミーゴキャンペーンサイト:
https://camp-fire.jp/projects/view/298156
   支援受付締切:2020年10月23日

※10月23日をもって終了いたしました。ご協力ありがとうございました。

新型コロナウイルスパンデミックにより、世界中の文化施設が一時閉鎖という対処を余儀なくされた現在、ここブラジルにおいても、様々な文化施設の運営がストップしています。
我々ブラジル日本文化福祉協会(文協)が運営管理する「ブラジル日本移民史料館」および「日本館」も同様に閉鎖の処置を取り、それは現在も続いています。

「ブラジル日本移民史料館」と「日本館」が持つ重要な役割

ブラジル日本移民史料館(1978年に開館)は、サンパウロ市の中心部であるリベルダーデ地区に位置し、ブラジルはもとよりラテンアメリカにおける日本移民の歴史に関する最も完全な展示を維持しているといわれています。
同館には様々な書類や写真、着物など約9万7千点からなる物品を所蔵しているほか、ブラジル日本移民に特化した図書館や移民研究部門なども有しているため、一般客はもちろん世界各国の移民研究者らも訪れます。

一方、イビラプエラ公園内にたたずむ日本館(1954年に落成)は、サンパウロ市政400周年を祝して日本政府とブラジル日系社会が協力して建築し寄贈した建物です。
「日本と日系社会からの、美しく心のこもった贈り物」と称賛された同館は、1997年にはサンパウロ市の永久保存建築物にも指定され、日伯友好の象徴となっています。現在この日本館の運営管理は文協に一任されています。

アミーゴキャンペーン

この両館の運営管理費は、入場料と寄付とで成り立っているため、入場者を迎え入れることが出来ない現在、両館の存続は危機的状況に陥っていると言わざるを得ません。
そこで我々は6月から3ヶ月間の期間を設け、ブラジル社会に対し資金調達のための「アミーゴキャンペーン」を実施しました。

そして今回、KYODAIグループ(本社/東京)の代表取締役社長 木本 結一郎氏の協力のもと、日本でも同キャンペーンが展開されることになりました。
木本社長は同キャンペーンへ協力するに至った理由として「両館はブラジル日系社会の皆様にとってはもちろんですが、日伯交流の歴史という観点において我々日本側にとっても大変貴重な文化遺産であると言えます。よって日伯共同で、それらの維持を保証する必要があります。」と話し「日本の皆様にも支援・協力をお願いするとともに、両館に関する情報を日本にも発信したいと考えています。」と語りました。

(左)文協会長 石川レナト (右)KYODAIグループ代表取締役社長 木本 結一郎氏

KYODAIグループ

KYODAIグループは、1990年代に増加したペルーやブラジルから来日した日系人就労者らに対し悪徳業者らの給料不正搾取等の問題を解決、支援するために(株)ウニードス、(株)アンヘル・ジャパン、および(有)キョウダイジャパンが共同で立ち上げた企業です。
現在は低コストで海外の郷里への送金を代行する仕組みを確立し「キョウダイレミッタンス」という名称で、海外送金サービスも展開しています。
なお2019年12月9日には、文協とパートナーシップの覚書を交わしました。

日本でのアミーゴキャンペーン

日本最大のクラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)によって管理され、KYODAIグループが集まった資金のブラジル送金を担当します。
日本でのアミーゴキャンペーンは、ブラジル版と同様に、入場券、同キャンペーン限定Tシャツプレゼント、文協ウェブサイトもしくは両館に掲げる感謝バナーにお名前の掲載、などの特典をお付けするほか、トラモンティナのバーベキューセットやナイフ、フォークのプレゼントなど様々な特典も準備しています。

日本の皆様に来館頂くことを楽しみにしています!

文協会長の石川レナトは「ブラジルでの同キャンペーンの成功によって大きな勇気を得ました。現在、同キャンペーンはKYODAIグループのご協力を得て日本で開始されました。 間違いなく、これらのリソースは、文化的施設の維持と日伯の強力な友好関係を保証します。私たちは、社会的隔離措置から生じる多くの困難に立ち向かうために、日本の皆様の温かい支援を心よりお願い申し上げます。」と頭を下げました。

日本版アミーゴキャンペーンサイト:
https://camp-fire.jp/projects/view/298156
支援受付締切:2020年10月23日

ニュース

呉屋 新城 春美 氏・大原 毅 氏に捧げるレクイエム

去る2025年7月2日付けでブラジル日報に掲載されたブラジル日本文化福祉協会の林まどか理事による投稿「レクイエム(鎮魂歌)=ブラジル日本文化福祉協会 理事 林 まどか(宗円)」を以下転載いたします。 眞子内親王殿下のご臨席を賜り開催されたブラジル日本移民110周年記念式典にて、同祭典委員長として挨拶に立つ呉屋新城春美氏(2018年7月21日) ゴーギャンの有名な言葉に「我々はどこから来たのか、我々は何物か、我々は、どこに行くのか」という、1897〜1898年に南太平洋のタヒチ島で製作された絵画があります。これは、彼の代表作で、人生の存在と意味を問う言葉として知られています。  この6月に、文協の巨星が二つ墜ちました。故呉屋新城春美さんと故大原毅さんです。  側にいた私は、この二人の亡くなられた方を悼み、その魂の安らかな眠りを願うためにこの拙文を捧げます。その思い出をここに語り、鎮魂の意とします。

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大型TV当選おめでとう!🌸第28回文協桜まつり

(左から)第28回文協桜まつり実行委員会の田中ロベルト委員長、当選者のロジェリオ・デ・ブリト・オリヴェイラ氏、Fast Shop社のゴンドウ・カルロス・マネージャー、文協の上辻照子副会長 毎年恒例の「文協桜まつり」抽選会。 この桜まつりに自家用車で来場された方々で、駐車場にて、文協が毎月1 回配信している「文協

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寄木細工教室(8月16日) 申込受付中

寄木細工教室 日 時 : 2025年8月16日(土)      ① 10時~12時 満員御礼       ② 14時~16時年 齢 : 10歳以上定 員 : 各10名づつ料 金 : 120レアル(材料費込み ※文協会員の場合は100レアル)場 所 : 文協文化スペース(地下1階)      Rua São Joaquim, 381,

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報告:第4回国際日系対話

去る2025年7月10日から12日にかけて、アルジャー市のニッポン・カントリー・クラブにて、第4回国際日系人対話が開催されました。 これまでの第1回から第3回までは、ペルー日系人協会の主催によりペルーで開催されてきましたが、今年は、日伯修好通商航海条約締結130周年および文協創立70周年という節目の年にあたることから、文協の主催により、ここブラジルでの開催が実現しました。 このイベントには、以下の団体から50名が出席しました。 また、ブラジル側からは以下の要人らも出席しました。 Foto

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