
出席最多人数を誇ったブラジルからの参加者たち
2026年10月7日から9日の3日間、東京にて公益財団法人海外日系人協会主催のもと開催された「第66回海外日系人大会」に、約50名のブラジル関係者が対面出席しました。
「われら共生社会づくりに参加する」をテーマに開催された同大会には、20か国から約200名が対面で参加し、オンラインでも約150名が参加したと発表されました。その中で、本年度もブラジルからの参加者が最多であったと言えます。
文協からは、文協訪日団として、石川レナト名誉会長、佐々木ヴァルテル副会長(汎アメリカン日系人協会会長)、平野オストン副会長、照屋ウーゴ理事が出席しました。
特筆すべきは、日本に滞在中の多くの若い日系ブラジル人も参加したことです。参加者の中には、奨学金受給による留学生や、日本国内の大学に在籍中の青年たちも多数含まれていました。

本年6月にサンパウロで開催した第22回汎アメリカン日系人大会-COPANIの報告を行う佐々木氏(左)
イベント2日目の午後には、文協副会長であり、汎アメリカン日系人協会(APN)会長でもある佐々木ヴァルテル氏が登壇し、南北アメリカ大陸における日系社会の活動について報告しました。講演では、今年6月にサンパウロで開催された第22回汎アメリカン日系人大会(COPANI)を取り上げ、APNの統括のもと、文協が主催した同大会について紹介しました。
3日目の午前中には、各国の日系人がそれぞれの意見や活動を発表する講演が行われました。各国から参加した10名の発表者のうち、4名が日系ブラジル人でした。
日系二世のカルロス・ナオキ・カノ氏は、サンパウロ大学法学部(ラルゴ・サン・フランシスコ校)および神戸大学を卒業しており、「帰化および永住権取得手続きの簡素化」をテーマに発表しました。
日系三世で、ゴイアス日伯協会の会員でもある医学部教員の犬塚さゆり氏は、ブラジルの日系社会におけるリーダーシップの課題について語りました。
また、文協青年統括委員会の中の「日伯架け橋プロジェクト委員会」を通じて奨学金を得て同大会に参加した2名、ゴイアス日伯協会の青年スポーツ活動に携わる日系四世のマイキ・カイシェタ・カジ氏は、世代を超えて受け継がれてきた遺産について発表し、同じく日系四世で、グラフィックデザイン分野で活動し、文協青年委員会にも所属するタミリン・ティエミ・マスダ・イシダ氏は日系社会の継承に向けた自身の取り組みについて発表しました。



